無題

もう一度眠って忘れてしまう前に
君に夢の切れ端を託そう
隔絶された夢の中に生きる私
絆の様に繋がった夢を
またいつか見たくなるように

無題

夢を見たくて深く潜り沈む
朝が僕を引き剥がす
千切れるように離れる僕
崩れた泡の城
弾けて雫しか残さない

もう何も覚えてないよ
お早う　然様なら
今日も昨日の繰り返し
忘れて　初めまして
夢で理想郷は望めない

無題

深く爪を立てて　砂を握り締め
固く握った拳は震え立ち尽くす
影は伸びて孤独を増大

揺れる無人のブランコ
影は一つ　星は無し
僕は黒い月　太陽には逢えない

愛しさを抱きしめて

最近，泣いてばっかり。
部屋に明かりもつけないでベットの上に膝を抱えるように
お気に入りの黄色いクッションを抱きながら座って，
自分の事を模索したり，周りの事を考えたり，
未来の事とか目の前の事とか考えてるとすぐ泣く。
それで御免なさいって誰かに謝りながら泣くの。
誰に謝りたいのかな。やっぱり自分かな。
神様とか大切に対して少し罪悪感は感じるけど，
一番謝りたいのは自分へなのかな。
私は多重人格なんてものじゃないけど，
でも自分と自分を分けてみてる。
２つ自分がある感じ。
でも両方の私も泣いてる。どっちも謝ってる。
訳が解らない，不思議。でも２つあるのは嫌じゃない。

あと今日，凄く嬉しい夢見た。
眠ってるところ後ろから身体をぎゅって強く抱きしめられるの。
男の人の癖に細い腕で，強い力だけど優しくぎゅって抱きしめてくれる夢。
顔はあまり見えなかった。けど笑ってた。
最初は恥ずかしかったっけど，凄く嬉しかった。
私なんかでも大事にしてくれるんだねって思えて。
現実にもそう思ってくれる人が早く現れるといいな。

無題

うたた寝して
甘い夢を見て
飽きずに貴方に触れている
いつでも笑っている
少しだけ本音を呟いてみる

強く抱きしめて
甘やかされてる
だけどやめられない
春みたいな夢
外でも蘇れ

温もりに抱かれ
少しだけ吹かれて
お花みたいね
咲かせて　揺れて
笑ってみて